季節はもうすぐ秋。食欲の秋、紅葉の秋、実りの秋、読書の秋、行楽の秋、芸術の秋、睡眠の秋、
ファッションの秋、CS・日本シリーズの秋、ラグビーワールドカップの秋、そしてゲームの秋。
暑さが引くと共に色々とやりたいことが浮かんでくる秋ですが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
お疲れ様です。
貴重な時間を割いてまで、ここを覗きに来てくださるロールプレイングが好きだったり、
シューティングが好きだったり、アクションが好きだったり、パズルが好きだったり、
レースが好きだったり、シミュレーションが好きだったり、音楽が好きだったりする
貴方に贈るIREMひみつ情報局のお時間です。
カードが好きだったり、ボードが好きだったり、脱出が好きだったりする方でも
何の問題も御座いません。
今回のテーマは、東京ゲームショウです。
東京ゲームショウはE3、Gamescomと並ぶ世界三大ゲームショウであり、私達の暮らす日本が誇る
コンピュータゲームをはじめとするコンピューターエンタテイメントの総合展示会です。
・・・とは言ったものの筆者である不肖私はこの東京ゲームショウに参加したこともなく、
コンピュータゲームに明るいかと言ったらそうでもなく、寧ろ今このブログを読んでる貴方の方が
この分野においては造詣が深く、精通していると思われますので、襤褸が出る前に前置きを切り上げます。
さて、先日開催された東京ゲームショウ2019につきまして、我がアイレムは自分たちの仕事の糧とすべく、
ビジネスデイに出張という形をとって視察に行って参りました。
本来であれば、私自身が視察に出向き、そこで見たこと感じたことをつらつらと誇張を交えつつ
記載していくべきなのですが、先述しました通り私は参加しておりません。
そこで今回は視察に行った参加者たちが会社に提出した視察レポートを一部抜粋して、
東京ゲームショウ2019の様子をお伝え致します。
●報告者O
ゲームの世界観を再現した展示物は見ているだけでも楽しかったです。
CGとリアルの境目がまた一段と薄くなった気がします。
マッチョなお兄さんだけに吸い寄せられて初めてその存在を知ったゲームは、
プレイしたいかどうかは別として、興味をそそる良い販促ブースだと思いました。
コスプレかわいい!!
●報告者S
各参加企業がブースの中で、より目立たせ人の関心を惹こうと躍起になっていることが伝わり、
熱量のぶつかり合いに圧倒された。
ブースに人が興味を持ち集まっている状態を作る工夫は、自身の映像制作業務に応用できる。
各参加企業の工夫から、その演出のもたらす効果を考えてつくることの大切さを改めて考えさせられた。
クリエイター、プレゼンターの熱気に満ちており、いい刺激になった。
●報告者K
eスポーツは例年に比べ展示・イベントスペースが大きくとられていたが、
ビジネスデイではあまりイベントが開かれていなかったので熱を感じることはできなかった。
しかし、ARで観戦する機能が紹介されており、eスポーツの普及への展望が見れる展示だった。
インディーズゲームは有名になった作品が増えてきたことで、ブースエリアが例年よりも
大きくとられていたように感じた。インディーズならではの個性的なゲームが多く、
より多種多様なゲームが出てくることでゲーム業界が盛り上がっていけたらよい。
今回のテーマが5Gではあったものの、通信技術を押している展示はまだ少なかったが、
映像技術はハードの発展もあり、よりリアルできれいなものが多く進化を感じさせられた。
●報告者N
エアガンを使用したゲームはシンプルで、ゲームに興味のない人に興味を持ってもらいやすく、
IR施設やコンセプトバーなどにも導入しやすいと感じた。
格闘ゲームをARで観戦する機能は5Gの宣伝の一環として行われていて、5Gの宣伝として成功していた。
5Gの通信容量制限と値段設定の問題をどう解決していくのか今後も注目していきたい。
今年は去年のPlaystation VRに匹敵する目玉はなかったものの、ゲームの試遊や発表ライブは
盛り上がりを見せていた。ゲーム本体以外にもチェアやPCのブースも多くの人を集めていて、
ゲームを遊ぶだけでなく、ステージ見学、eスポーツ観戦など様々な遊び方ができるのが
東京ゲームショウの魅力。
●報告者H
VRコーナーは昨年に比べ、その規模が縮小してしまっているように感じた。
家庭のVR普及率の低さを市場が敏感にキャッチした形であるように思えるが、
VR自体のポテンシャルは依然として高く未知数である事は間違いない。
VRの代わりにeスポーツ関連ブースが展示シェアを広げていた。
これからさらにeスポーツを盛り上げて行くという気概が感じられた。
5Gを利用した新たなeスポーツのカタチを発表する等、常に最新技術を取り入れ
新しいものを作り上げていくゲーム業界全体の姿勢も垣間見れた。
●報告者A
VR関連を中心として見ていったが、去年と比べると展示物はかなり減っており、
このまま廃れていくのかと少し心配になった。
VRゲームはその内容に合わせてVRヘッドセット以外にも専用の装置が用意され、
臨場感や没入感を高めているが、スペース・コスト・転用の面を考えるとあくまでも
このような場でしか利用できないため、一般的な普及は難しく感じる。
以上が視察の報告内容となります。
写真がないため、東京ゲームショウ2019の様子を表現するには些か難しいかもしれません。
私の主観としては、各メーカーの新作ゲーム発表会という側面が強いものだと感じていましたが、
最新技術やeスポーツなどのトレンドがどのようにゲーム業界と寄り添っていくのかを
認識・体感する場としての存在意義が東京ゲームショウは強いようです。
我がアイレムも現在では遊技機業界の事業がメインとなっていますが、嘗てはゲームで名を馳せた
ゲーム業界にも籍を置く会社です。ゲーム業界の最先端をひた走っているわけではないですが、
我がアイレムが大切していることは、お客様の”面白い”を徹底的に追求すること。
そこにゲーム業界も遊技機業界も大きな違いはありません。
今回の東京ゲームショウの視察をも糧にして、無限のアイデアを"カタチ"に
よりよい会社として向上していく所存であります。
最後まで読んで戴き有難う御座います。
ゲームは1日1時間、1時間だけ集中してやるのがいいんだよ。貴方に幸あれ。